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Don't stop!! 2012

   
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第三の波 (アルビン・トフラー 著) を読んだよ の巻

という訳で、

どなたかのブログで見かけたこの本を、
中古でゲットして読みました。分厚い!

このブログ右の本棚ガジェットの
「ブクログ」サービス内でレビューを書いたので
それをついでにここのブログに転写!
m(_ _)m


アルビン・トフラー
中央公論新社
発売日:1982-01

農耕的自給自足生活を第一の波とし、そこに ”くさび” が入り、生産者と消費者に分かれた事により発生し爆発的に広まった産業主義時代が第二の波。それら現状分析を元に新たな”第三の波”となる社会の未来予測、傾向、方向性を示している。第一とは似て非なる、その第三の波。非マス化、非集中化など、とにかく多様化故に第二とは真逆の分散化。


この本が3.11以降の現在に自分の下へやって来て読む事が出来、非常にグッドタイミング。正に現代の日本の諸所の問題や対立は、第三の波の移行に対する、第二の波に属する人々の”あがき”とも受け止められる。エネルギー、マスコミその他様々な問題の先を行く方向性が漠然とだがイメージできた。


もはや政治システムも、様々な機関などの多様化非集中化にスピード的にも処理不能で時代遅れとの論。


非集中化故に国家変容。そこを読むと、昨今話題のTPPの問題が想起され、それに対しての反対という思考も既に時代遅れのよう+新たな時代の幕開け、最先端のように思えてくる。グローバル化。グローバル化だが世界が一つの中央集権政府に治められるような概念は幻想で、互いに脳神経細胞のように結ばれたネットワークであるとの予測があった。


第三の波社会では最小単位として家族が重要であると。結局はその未来の社会ネットワークも、インターネットWEBの形状や概念と同様な、小規模コミュニティ単位を基礎とした、網の目状の連結の様な形か、などとも空想してしまった。


・自分の祖父母の代:田舎の農耕的社会~終戦後の第一の波的。
・両親世代:団塊世代+高度成長期、発展に直線的な経済、市場生活。第二の波的。
・そして自分の世代、その祖父母両親の双方の世代の思想を無意識的に受け継いでおり、二者択一的に、どちらの様な感じが良いのか…との思いが頭の片隅にあった。客観的には大災害を抜きにしても明らかに日本全体に閉塞感があり、未来への希望や方向性が明確ではなかったが、この本に有る方向性を参考にしてもいいかもしれないと感じた。脱都市化。そして第一と似て非なる、新たな半自給自足、DIY生活。一とニの総合。


後々気がついたが、この本はスリーマイル後、チェルノブイリ+冷戦終了前(もちろんインターネット普及前)に書かれており、それを感じさせない程この現代の様々な問題に合致している。30年前の問題が何も解決されていないとも言えるし、長いスパンで変革していくとも言える。

今、正にその変革の歴史の真っ只中にある。最終的にはこの本の予測通りにはならないかもしれないが、人それぞれ自分自身で新たな方向性を創造し歩む事は可能であり、それがこれからの新時代の初動の”波”であり、その個人個人のムーブメントの有機的連結が、結局はその著者の予測した第三の波社会に非常に近いものになるのではないかと。

……単一なものにくさびが入り、分離が故に対立、混沌、競争し発展し発展し尽くし収縮に転じ、再び元の形に一周したかのように戻るが、結果的に元とは違った性質、中身での成長発展した形体??。



と、まあ独り善がりのてきとーレビューでした。
今正に変革という第三の波を日本国民がsurfin'中!!








m(_ _)m
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